2017-08

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Rain (PS3)クリア感想


先日発売のPS3ダウンロード専用ゲーム『Rain』についての感想です。

昨日やっとDLして、今日クリアしました。

全体のボリュームは少なめです。

でもDL専用だし価格も1500円なので、これくらいが普通だと思います。

いや、むしろ安いと言っていいかもしれない。

それくらい良いゲームでした。



基本的には、バトルなし。敵から身を隠したり、いろんなギミックを解きながら少女を追いかけます。

詰まるとヒントも出てくれるから、ギミックが苦手な人でも楽しめると思います。

元々雨が好きというのもありますが、雨の音や夜の空気感、進行に応じて流れる音楽がすごく良い雰囲気でした。

もちろん雰囲気だけじゃなくて、ストーリーもすごく良かった。

切なくて、それと嬉しさもある。

とにかく一度やってみて欲しい。そういうゲームです。





一週目のみクリア済み。

以下はネタバレあります。


ここからネタバレありの感想です。



全体を通して、切なかった。

少女をひたすら追いかけるところから、出会って、そして最後まで。

最初は、どんなに追いかけても少女はこっちに気づかなくて、すれ違ったりするとすごく悲しかった。

途中で助けてあげて、やっと気づいてくれて、でも離れないといけなくなって。

やっと出会えた瞬間、本当に嬉しかった。

まだ会っただけなのに、ここがクライマックスなんじゃないかってくらい。

屋根の下、お互いは見えないけどやっと近くに来れて……二人は一体どんなことを感じてたんだろう。

言葉がないもどかしさっていうのはあるかもしれないけど、それでもなんとか意思疎通をとっていた。

その仕草がまたすごく良い演出。

子供らしくて、話せない分そこにすべてが込められてるんだな、っていう身振り。

敵がいないときは二人で走り回れて、楽しかったなあ……。



すごく印象的だったのが、まだきちんと出会えても無いのに、少年に気づいてくれた少女が、色々手助けしてくれたこと。

あれはぐっときた。

敵に追い詰められたとき、小さい手が助けてくれて感無量でした。



つらかったところは、やっぱり少女の家のイベントかな……。

あそこで少女が、自分を起こすのを止めたのは、「自分がここで目覚めたら、少年を一人置き去りにしてしまうから」なのかな。

やっぱりそこに気づいてしまったんだろうか。

そうでなければ、ラストで少年の家まで行かないはず。

ああ、そうだ。

ラスト、少年を目覚めさせてくれて、一人きりで咳き込んでる少女を見るのが、一番つらかった。

元々体が弱い子だったんだろうな……それなのにびしょぬれで走り回って、大丈夫だったんだろうか。

いや、雨に打たれないといけない世界だったんだけどもね。



ラストの扉。

外の世界があんなに明るいなんて思わなかった。

自分でもびっくりするぐらい、扉の外へ出たくなった。

雨も夜も好きだけど、やっぱり今まで大変な目にあって来たし、明るくて危険の無い世界に行きたかった。

それなのに、出られないなんて残酷だと思った。



でもそこで少女の発想の転換に驚いた。

雨の夜の世界を「自分達の世界」って認識していて、それがなんだかとても悲しかった。

二人を雨の世界に「閉じ込める」と私には思えた。

あんなに明るい世界に行きたかったのに、少年にはもうそれができなくて、雨の下に留まるしかないんだっていうのが悲しかった。



怪物を扉の向こうに押し出し始めた時点で、扉を閉めた後は二人で雨の中、彷徨い続けるんだと思ってた。

そしたら、まさか戻ってくるなんて。

しかも少年がやられちゃうなんて、お前どんだけしぶといんだよ!と本気で憎らしくなった。

その後、必死で少年を怪物の下から引っ張り出そうとしてる少女の動きがなんかもう見てるだけでつらい。

はやく立てよ少年!と思って見てた。でもきっと立てないんだと思ってた。

少女が手を離したとき、少年に何か示されて、諦めたのかと思った。

手を振ってるようにも見えたし、少年を後に残して、また一人で彷徨うしかない、と覚悟したのかと思った。

そしたらもっとすごい決意だった。

ものすごい勇気だよ……そして先に少女の家に行ってたのも伏線か。それもすごい。

とにかく少女はすごかった。

あの土壇場で、少年が消えたんだと諦めたりしないで、起こしに行く。

勇気があって、必死で、健気だよ。

そうだよ、この二人はすごく健気なんだよな。



それで、少年のおかげで少女は助けられて、少女のおかげで少年は助かった。

そして目覚めてからのエンディング。

ぼやけた水彩のムービーがまたじんわりきた。

街には人がたくさんいたのに、少女がいない所為で少年は一人きりにすら見えた。

走ってる少年は好きです。特に、必死なときには。

見覚えのあるところをたくさん通って、やっと少女の家にたどり着く。

そこで少年は呼びかける。

でも、なんて呼びかけたんだろう。少女の名前も知らないのに。

そこばっかり気になってた。

とにかくはやく少女出てきてくれ!って祈るような気持ちだった。

そして再会。

もう何も言うことはありません。

本当に良かった。

そうとしか思えなかった。

嬉しさと安心感があった。



特に印象的だったことについての細かい感想は以上です。

あとは、全体について。

ひたすらあの怪物が怖い。上から物落としても、激流に落としても復活してくるなんてしぶとすぎる。

どうして追いかけてくるのかわからないのも怖い。

あとあいつの一撃が一番殺られた感あって怖い。



それと、少年と少女のちょっとした動きが良い。

ハシゴ登るとき、少女がじっと待っててくれたりとか。

どうしようかな、ってうろうろしてると、次の行動を指で差して教えてくれたりとか。

ICOのヨルダを思い出したよ。

手は繋げないけど。走り方や障害物の登り方もそれっぽいし。



それから、空。

雨と夜→月の明り→太陽の光→晴れ空→虹。

この変遷というか、出て来る順番がね。

いちいち言及されてる感じがね。

製作側は空の変化とか、そういうものも意識してるんだなって思った。



長々と文を打ってきましたが、結局一言で表すと、「すごく良いゲームだ!」です。

普段はRPGばっかりやってるけど、こういうのも好き。

前にやった『unfinished Swan』も良かった。

こういうゲームも歓迎です。

世界の謎は解明されないし、人類の存続もかかってない。

でも詩的で、すごく訴えるものや染み入るものがある。

もっと増えて欲しいです。



さて、まだ一週目しかやってないので、今度は例の記憶を集めます。

こんどはもっとゆっくり、色んなところを行ったり来たりしながらやりたいと思います。

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鈍色

Author:鈍色
鈍色だったり丼だったりYOUだったり、と場所によって名前が変わってます。でもだいたい丼と名乗る。
本と漫画とゲームをこよなく愛しつつ、しかし時折拒絶反応が出て、なおかつ活字中毒症状が出て死にそうになります。
歴史とか神話とか宗教とか大好きです。
哲学無き人生は無意味。とか言ってみる。

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