2017-08

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『少年は残酷な弓を射る』下巻、読了。

タイトルのとおり、『少年は残酷な弓を射る』を読み終えた。

下巻の方が落ち着いている印象だった。

ただ、上巻の方が私には共感というか同調というか、それがしやすかったかも。

多分、私が子供嫌いだからだろうけど。

でも下巻は、なんていうか、目立つ苛立たしさがなくなってた。

それはケヴィンが子供だけど幼児っぽい振る舞いをしなくなったからで、ある程度成長したおかげで狡猾さを表に出せる年になったからなのかな、と思う。

子供っぽさから少年らしさになったっていうか…それを演じてもいい年頃になったっていう…。

その結果、母親の考えが当てはまるような一貫性とか論理性?みたいなものが表面化できるようになったとか、そんなことを考えた。

ただ、ケヴィンについて完全な理解はできないと思う。

ていうか、自分なりの説明をつけたくない感じ。

でも、拒み合った二人はその瞬間からお互いを強く意識していて、それが強すぎて距離が近いのがきつかったのかな、と。

だから刑務所と家とで離れたことで、やっと常に拒む必要がなくなって、お互いを冷静に見れたのかな、なんて思った。

あー、でも、ケヴィンがこれからどうするのか、そこは想像がつかない。

演技の必要もなくなって、最後にあの具合が悪くなったときみたいないわば「隙」の状態になって…ほんと、今更どうするんだって感じ。

これまでずっとやってきたことをこの期に及んで止めるって、相当大変なことだろうに。

うーん、一応ケヴィンも「母親に属する子供」から「一人の人間」になったことで、母親も一人の人間として見れるように、なった…のかな…。

それは母親の方も同じ?それとも母親はやっとケヴィンを自分の息子として扱えるようになった?

最後の方は上巻に比べたら静かな感じで、正直これがクライマックスなのか、とも思ったけど、でもあれはクライマックスというよりは、ケヴィンにとって一つのことを終わらせる寂寥感があった…?

ダメだ、こういう分析するようなことばから考えてしまう…。

感想としては、とても印象的で身に染みるような話だった。

でも少しもやっとする部分がある。

そういう意味では、この先何度も読める本かな、って思った。

この本を読むと、子供を産むのはリスクだけど、それはただのリスクじゃないっていうか、ほんとどうなるかわからないって思うな…。

自分も親から生まれて今日まで生きてるけど。

でもこの先、子供を持つのははやっぱりリスクだからやだって人と、この尊いけどめちゃくちゃきつい仕事にあえて挑戦しようって人にわかれていく、んじゃないかな。

とか、思った。
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Author:鈍色
鈍色だったり丼だったりYOUだったり、と場所によって名前が変わってます。でもだいたい丼と名乗る。
本と漫画とゲームをこよなく愛しつつ、しかし時折拒絶反応が出て、なおかつ活字中毒症状が出て死にそうになります。
歴史とか神話とか宗教とか大好きです。
哲学無き人生は無意味。とか言ってみる。

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