2017-08

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『蜩ノ記』読了。

去年の芥川賞をとった、『蜩ノ記』を読んだ。

時代小説、になるのかな。武士の物語。

始めから終わりまで、どこか穏やかさがあった。

秋谷の存在感が、すごい。静かなのに、圧倒的な影響力。

暴力を使わず、自らの姿勢によって人を動かす。

作中にもあったが、関わった人が皆何かしらの影響を受け、変わって行く。そんな存在。

しかし、切腹が決まってから、死を見据えた者に特有の諦観にも似た静かさだっていうならともかく、その前からそうだっていうんだからなあ。

武士だけじゃない。人間の鑑、なのかな。

それにしても、息子が危ういのに、止めないで行かせてやるなんて、本当にすごい親だ。

ああいう、言い聞かせるだけじゃなくて、見守りもしてくれる親って、いいなあ。

ああ、でも…最後はわかっていたが、残念だった…かな?いや、そこにも信念が感じられるし、尊厳のある切腹だった。

やはり最後は、秋谷の姿勢に影響を受けた人がこれから生きていく、希望のある終わりだった。

そうでないとね。

とてもいい小説だった。
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Author:鈍色
鈍色だったり丼だったりYOUだったり、と場所によって名前が変わってます。でもだいたい丼と名乗る。
本と漫画とゲームをこよなく愛しつつ、しかし時折拒絶反応が出て、なおかつ活字中毒症状が出て死にそうになります。
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