2017-06

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内輪の話


昨日、アルバイト先でのこと。

それを今からつづることにする。






私はあいかわらずやる気がなくて、むしろ就活なんて今のシステムおかしいからぶっ壊れてしまえ、と思っていて、ほとんど活動はしていない。

それでも、卒業した後の方針が少しだけ明確になってきて、ずっと心配してくれてたバイト先の事務の人にちょっとお話をした。

その人はとても良い人で、ぐちゃぐちゃに言い訳だらけな私のことを受け止めつつも叱咤してくれていた。

その人にも学生のお子さんがいて、その家では就職のことを優先して考えて大学を決めているらしかった。

私は受験の時、自分で受けられそうなレベルであること、通えそうなところ、興味のあるコースがあるところ、という基準で選んでいた。

だからこの話は軽いカルチャーショックになった。

でも、やっぱり人生どうなるかわからないよね。だから、資格をとっておくのもいいと思うよ。

そんなような流れで、同僚と言っていいのかわからないが、その人の話をしてくれた。

っていうかなんでこの話知らないの、みたいなことを言われた。

私は学生なので、どうもそういう人間関係とかそれぞれの事情みたいなことはあまり流れてこない。

なので、その時初めて知った。

二年前くらいに入って来た司書さんは、昔は普通の企業で働いていたけど、そこを辞めて司書になったらしい。

なぜそんなことをしたのか?

その人は、小説家になりたいという。

実際、投稿して賞をもらったこともあるらしい。

それでどうして転職したかというと、企業で働いていた頃は忙しくて書く時間がとれなくて、時間の余裕が欲しくて辞めたらしい。

もちろん家族が反対したので、自分で書いたものを見せて、説得した。

特に賛成をしてくれたわけでもないが、黙認というか、なにも言われなくはなったらしい。

意外、というか、身近にこんなすごい話があったのか、と私は驚いた。

まず私は自分の夢というものを人に言えるほど強く持ったことがない。

小さい頃からそれを聞かれると、その場で適当に考えて答えていた。

だってその時聞かれるのは「どんな職業がいいか」であって、私が希望する職というのを、当時の小さい私は思いつかなかった。

職業というものに対する知識が圧倒的に少なかった。

とはいえ、小学生くらいになると色々な仕事があるのが分かる。

それでも、私は将来なりたいものというのを思い描けなかった。

色々と検討してみても、これだ、というものには出会えなかった。

今思えば、そういうわかりやすい「職」に就くのが嫌だったのか、忙しく働いて生きていくことに抵抗を感じていたのか。

自分が好きで忙しくなるならともかく、いやおうなく社会に巻き込まれ、組み込まれ、忙殺される。

それがたまらなく嫌だったのかもしれない。自覚はなくても、当時からそういう気持ちはあったかもしれなかった。

実際、スーツ姿で通勤するサラリーマンにはなりなくなかったし。

とにかく、人生における明確な目標があり、そのためにできることはきちんとやっている。

それに衝撃を受けた。

当たり前のことなのかもしれないけど、私は夢はぼんやりと見ることしかできていなかったから、現実化するということ自体驚きだった。

そんなのは遠いどこかに住んでいる誰かがやっていることだと思っていた。

私にはそんなことできないと思っていた。いや、今も思っている。

自分に積極性と行動力がないことは、よくわかっている。

だからゆっくりきちんと自分のことを知っていって、それから少しずつやりたいことを考え、実行する、という風に、けっこう長いスパンでぼんやり考えていくことにしていた。

そこに、小説家になりたい人の話である。

夢のまた夢、のように思えることなのに、それをはっきりと明言し力を尽くしている。

本当にすごいと思う。

私はようやく、読まれなくても作ることは良いことだ、と思えるようになってきたところだったのに。

やっぱりそういう踏ん切りみたいなのがつくまでに時間がかかるところが、私の欠点だ。

自分とその人の違いに愕然としたが、それでも、自分では夢的なものを口にできない。

そもそも、家族に自分の好きなものを告げることすらそれほどないのに、夢のような夢を嘘でも口にできるはずがなかった。

とにかくその人は、自分の夢のために行動し、着実に力をつけ、道を一歩一歩進んでいる。

かげながら応援したい。今日も作業で頼りっぱなしだったけど、がんばってください。そう言いたい。

そして自分。

自分のことは一番わからなくて、わかるはずもなくて、手探りで一つ一つ見極めていくしかないのはわかっている。

それでも、好きなことは捨てちゃダメだと思うし、たとえ甘いと言われてもやるべきだ。

こっそりするのが私の人生。

いつか花咲かせてやる、とか思ってないけど、そもそもつぼみすらできないだろう。

でも、とりあえず、きちんと自分のことは考えてくれ。

甘ったれな頑固者だけど、見捨てないで欲しい。

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Author:鈍色
鈍色だったり丼だったりYOUだったり、と場所によって名前が変わってます。でもだいたい丼と名乗る。
本と漫画とゲームをこよなく愛しつつ、しかし時折拒絶反応が出て、なおかつ活字中毒症状が出て死にそうになります。
歴史とか神話とか宗教とか大好きです。
哲学無き人生は無意味。とか言ってみる。

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