2011-08

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就職と化粧

就職における一番のネックは、私にとっては化粧だ。

正直、興味がない。皮膚が弱いから、できるだけ何も塗りたくない。

だいたい、化粧をするということは、有害物質とはいわないまでも、元は体になかったような成分をすりこむことになる。

それが体にいいとは思えない。

やりたい人はやればいい。タバコみたいに、悪いものだけどやる、とか別にあっていいと思う。

それなのに面接練習のときに「お化粧はしましょうね。マナーだから」と言われる。

化粧って個人の好みでやるものじゃないの?と思う。

だって、やりたい人は小学生でもやる。家の中ではやらないけど、外ではやるって人もいる。

その時点で個人が自由にやってるじゃないか。自発的に、自らの金と時間と手間を費やして。

面接のために化粧をするということは、その仕事についてからも化粧をしなければならないだろう。

就職セミナーでも化粧の講習があったくらいだ。皆はそれを、「社会人として当然のマナー」と考えているのは明白だった。

しかしそれがマナーの一つだとすると、奇妙なことに思い当たる。

そのマナーは何故か、女性にしか適用されないということだ。

化粧の講習会に男性はいなかった。男性も来て、と言うわけでもなかった。

面接について説明するとき、ガイダンスの先生は女性に向けてのみ化粧のことを話していた。

なぜ、「社会人として当然のマナー」や「人と会う上で必要なこと」としながら、男性には化粧を奨めないのか?

マナーだというなら、そして、相手に印象よく見せるために顔を明るくするとかいうなら、男性にも必要なはずだ。

男性だって、たとえば営業の人なら、印象よく見せるのは仕事のために必要だろう。

たとえばテレビ番組。テレビタレントの人たちは、男女関係なく、テレビ映りをよくするために、化粧をする。

なぜならそれが彼らの仕事には必要だからだ。

そして、あれはケネディが大統領選に出たときのことだっただろうか。違う人かもしれない。

ケネディはテレビで演説するとき、テレビの前にいる国民に顔色をよく見せるため、化粧をした。

相手はそれをしなかった。そしてケネディは当選し、晴れて大統領になった、と聞く。

以上のことから、化粧は人に良い印象を与えたいのなら使うといいものだ、といえることは間違いない。

だからもし、「社会人として当然のマナー」として化粧をさせたいならば、男性にもそれを言わなければならない。

女性にのみ、そういったもっともらしい理由をつけて化粧をさせるのはただの押し付けだ。

そこには「化粧=女性のもの」という女性差別にもなりえる、一つの思い込みが前提としてあるからだ、と考えられる。

大人になり、社会へ出る女性は化粧くらいしてないといけない。

これは多分に男性からの視点を含んでいる。

「化粧をしていない女なんか女じゃない。ありえない」と言外に言っているような気がする。

その昔、女性社員は、男性社員の結婚相手として採用されていたらしい。

その時代に生きていない私には確かめようがないが、そういうこともあったのだそうだ。

結婚相手、つまり「女」。

化粧をしてない女はありえない。

化粧をしてない女は結婚する気にもなれないから、会社には要らない。

飛躍しすぎたような感じもあるが、こういう穿った見方もついしてしまいたくなる。

結婚相手云々についてはともかく、やはり「化粧=女性のもの」という感覚が社会に「常識」としてあるからこそ、就職ガイダンスでも女性にのみ化粧について言及されるのだろう。

私が思うのは、そんなことは即刻止めて欲しいということだ。

私のように、皮膚や体に事情があってなるべく化粧はしたくない、という女性もいるだろう。

女性の全てが可愛いもの好きではないのと同様、女性の全てが化粧をしたいと思っているわけではない。

その一人が私なのだが、とにかくその事実を、会社の採用担当と言わず色んな人に知っておいて欲しい。

特に男性にはそう思って欲しい。

女性が化粧をして綺麗になったら男性は嬉しいだろう。私も嬉しい。

しかしそれを当然のように求めては欲しくない。それが希望でなく要求になったら、ただの強要だ。セクハラにもなるだろう。

とにかく、押し付けないで欲しい。それが私の気持ちだ。

化粧が前提の社会、仕事なんて気持ち悪い。

そう思っているのは私だけではないと思う。







ここまで散々、化粧を押し付けるなと言ってきたが、どうしても大人の皆さんが「社会に出るなら化粧をして欲しい」と思うなら、一応妥協点も考えておいた。

1、男女平等に化粧をさせること。

女性にのみ化粧をさせるのに合理的な根拠がなさそうだし、印象がいいからと言うなら、男性もやるべきだ。

2、化粧にかかる費用は会社が持つこと。

日常生活で化粧をしない人が、会社で仕事をする上で必要になって化粧をするのだから、会社の経費で落とせるようにしないとおかしい。

化粧には、化粧品の代金、技術を覚える手間や時間など、多くのものが必要だ。

仕事に必要だという点では、通勤手当てなどと変わらないと思う。

3、プロのメイクさんを会社で用意する。

2と同じで会社が必要で社員にやらせるのだから、その分徹底的にやるべきだ。

テレビタレントだって、テレビ映りをよくするために、プロの人に化粧をしてもらう。

なぜならプロの人なら、この人にはどういう化粧をすれば印象がよくなるか、熟知しているからだ。

いくら化粧が得意という人でも、専門家にはかなわない。

営業なら営業用、事務なら事務の仕事に適した化粧を、出社したらしてもらう。

本当に化粧をすることがマナーであり、対人関係に影響を及ぼすなら、会社は全力で社員の化粧を支援すべきだ。

それに、会社専属でプロの人を雇えば、皮膚の弱さなどにも配慮してくれる。

何より、化粧に興味のない私のような男女も、全てやってくれるなら仕方ない、受け入れよう、と妥協してくれるだろう。

なにかしらポリシーがあって化粧は絶対にしない、という人はどうしようもないが、化粧が前提にある以上仕方ない。

とにかく、「化粧をしないと社会人といえない」という観念を守っていくのなら、こういうことになる。

そんなに化粧が必要だというなら、もっと支援をしなければならない。

整合性を考えると、そういうことになる。

ただし、化粧をしたくないと主張でき、化粧をしなくてもマナーを問われずどこにでも就職できるのが一番なのは確かだ。

私は化粧をしたくないし、しないままで仕事をしたい。

要するに、私の言いたいことは、化粧などを選択する権利を認めて欲しい、ということである。
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鈍色

Author:鈍色
鈍色だったり丼だったりYOUだったり、と場所によって名前が変わってます。でもだいたい丼と名乗る。
本と漫画とゲームをこよなく愛しつつ、しかし時折拒絶反応が出て、なおかつ活字中毒症状が出て死にそうになります。
歴史とか神話とか宗教とか大好きです。
哲学無き人生は無意味。とか言ってみる。

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